えほんひらけば

手にとった絵本を自分なりに紹介していきます。

はやくはやくっていわないで

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『はやくはやくっていわないで』 (益田ミリ・作  平澤一平・絵) ミシマ社2010.11

 

最初、低学年用にいいかなと思って読み始めたら、迷いだした。

 

まだ教員意識があるのかな、と正直に思う。

 

「はやくはやくっていいわないで」

「どうしてできないのってきかないで」

「ひっぱらないで」

 

という声に、少し耳の痛い自分を感じるのである。

 

読み聞かせで、知らない子どもたちを前に無責任?に、語りかけていいものか。

 

もちろん、今の世の中、当然のことだとは思う。

なんせ、この絵本は産経児童出版文化賞に輝いてもいるらしい。

 

しかし、読まれたら、センセイガタ、 ニガワライカナ…という気持ちも過ったりして…

 

 

だから、これは思い切って…

 

【大人向けにいいでしょう】