最後の勤務校で一年生に読み聞かせをしたことを覚えている。
「いらないひと」「きらいなひと」をすてちゃおうとする心に
「でも、ほんとうにすててもいいの?」と問いかける人がいる。
低学年の子が「すき・きらい」について、一歩踏み出して考えてくれそうな本だ。
読み方によっては、そんな社会になっていないか考えさせられる。
ああ、読み聞かせした時は出だしの
「にんげんごみばこにすてちゃおう」の箇所で
特別支援のクラスのKくんが泣きそうな表情を見せて
「もう聞きたくない」という顔をしたことを思い出す。
【年長児から小学校低学年がいいでしょう】