えほんひらけば

手にとった絵本を自分なりに紹介していきます。

にんげんごみばこ

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『にんげんごみばこ』(のぶみ えほんの社)2008.4

最後の勤務校で一年生に読み聞かせをしたことを覚えている。

 

 

「いらないひと」「きらいなひと」をすてちゃおうとする心に

 「でも、ほんとうにすててもいいの?」と問いかける人がいる。

 

 低学年の子が「すき・きらい」について、一歩踏み出して考えてくれそうな本だ。

 

読み方によっては、そんな社会になっていないか考えさせられる。

 

 

ああ、読み聞かせした時は出だしの

「にんげんごみばこにすてちゃおう」の箇所で

 

特別支援のクラスのKくんが泣きそうな表情を見せて

 「もう聞きたくない」という顔をしたことを思い出す。

 

 

【年長児から小学校低学年がいいでしょう】