ふつうに学校にいく ふつうの日
昨日、某学校で五年生を対象に読み聞かせをしたときに、『おおにしせんせい』とともに取り上げた一冊。
外国(おそらくイギリス)の学校が取り上げられている。
「ふつう」の繰り返しから「ぜんぜんふつうじゃない」ことへの転換は、新しい担任の先生が引き起こす。
そこは『おおにしせんせい』と共通する。
しかし内容はまったく別のことで、周囲の見方も変わっているし、二冊並べると雰囲気の違いも楽しめるかもしれない。
柴田元幸による訳文のリズムも心地よく、小学生の夢の中を描くエンディングは、なかなか素敵だ。
【小学校中学年・高学年向き】