えほんひらけば

手にとった絵本を自分なりに紹介していきます。

ふつうに学校にいく ふつうの日

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『ふつうに学校にいく ふつうの日』 (コリン・マクノートン・文 きたむらさとし・絵 柴田元幸・訳) 小峰書店2005.5

 

昨日、某学校で五年生を対象に読み聞かせをしたときに、『おおにしせんせい』とともに取り上げた一冊。

 

外国(おそらくイギリス)の学校が取り上げられている。

 

「ふつう」の繰り返しから「ぜんぜんふつうじゃない」ことへの転換は、新しい担任の先生が引き起こす。

 

そこは『おおにしせんせい』と共通する。

 

しかし内容はまったく別のことで、周囲の見方も変わっているし、二冊並べると雰囲気の違いも楽しめるかもしれない。

 

柴田元幸による訳文のリズムも心地よく、小学生の夢の中を描くエンディングは、なかなか素敵だ。

 

【小学校中学年・高学年向き】